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ウェアレベリングとは
毎回同じアドレスにデータを書き続けるとNANDは上書きができないため、Eraseして空きブロックにしてからデータを書き込みます。
ところで、NANDには書込み可能回数に上限があります。
特定のアドレスだけ書き換えが進むと、いずれそのブロックは書き換え回数の寿命を迎え、使用できなくなります。
これ以上書き込むことができなくなったブロックは、代替え領域から代替えのブロックと置き換わります。
代替え領域は有限であるため、これが尽きるとこれ以上データが書き込めないため、SSD自体が使用できなくなります。
まだ使える部分があるのに、もったいないですよね。
そのため、全領域を使って書き換え回数の寿命まできっちり使えるよう書き込みの平準化を行います。
これをウェアレベリングと呼びます。
ウェアレベリングは2種類あり、状況に応じて使い分けます。
ダイナミックウェアレベリング:
空きブロックの中で書込み回数が少ないブロックを優先して書き込みます。
スタティックウェアレベリング:
書込み回数の多いブロックと少ないブロックのデータを入れ替えます。
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