調達部 生産管理課 生産管理チーム
T.Tさん

新しい事業に積極的に取り組む姿勢に魅力を
感じた

学生時代は、工学部、機械工学科で学んでいました。物理的に物が動く事を原理的に考える事に興味があり、電気的な補助機能を利用した「歩行リハビリシステム」について研究していました。筋力の低下などが原因で歩行が困難な方に、自立歩行出来るよう補助し、身体的・精神的負担を軽減する歩行支援を目的としたシステムの研究です。
私は、2015年にキャリア採用枠でエレコムグループにあった、日本データシステムというマザーボードや産業用コンピュータをつくっている会社に入社しました。2018年にハギワラソリューションズが事業譲受しましたので、現在はハギワラソリューションズの社員として働いています。
前職では、車両搭載のフューズBOXやリレーボックスの筐体設計をしており、機械設計を織り込んだ筐体設計という募集要項を見て経験が活かせると思いました。なにより当時トレンドであったIoT事業を進めていたことが入社の決め手でした。新しい事業に積極的に取り組む姿勢に魅力的を感じたのを覚えています。

現在は、開発部から調達部に移動し、部材調達と生産管理の仕事をしています。珍しい経歴ですが、開発を経験していたことは私の強みになっています。例えば、製品を設計する上流で、エンジニアが使用部品を選定しているのですが、BOMリスト(部品表)を見ると彼らの拘りやポリシーを想像することができます。例えば、使用部品が販売終了になると、相当の部品に置換える必要があります。設計の意図を組んだ置換え部品の提案をおこなえるなどがあります。
開発を離れる時には心残りもありましたが、今になってみると新しい仕事の面白さに出会え、開発を経験してきた私だからこそ出来ることが沢山あったので調達部に配属されたことを満足に思っています。

運用でお金を生み出す面白さ

私は、原価の低減ができた時と、一歩踏み込んだ交渉が成立した時に調達業務の面白さを感じます。一歩踏み込んだ交渉とは、通常以上のメリットを得るための交渉です。
例えば、歩留まり補填用や販売終了時の保守部材として余剰在庫が必要なのですが、その余剰分の購入は約束し、当社に入庫せず仕入先に持っておいていただくなどです。なぜなら、調達・生産管理における理想的なキャッシュフローは、同じ月の中で部材を仕入れ、製造し、お客様に出荷することです。余剰在庫が増えると管理費や評価損益のリスクがありますので、IN,OUTの時間を短くするために適時な業務をおこなうようにしています。その他にも、保証期間や納期調整など交渉事は広範囲にわたります。
「案件を成約させ売上をあげること」これだけが営利行為に見えがちですが、調達・生産管理職は運用でお金を生み出し会社の業績に貢献します。この運用プロセスと得られる結果に、面白さとやりがいを感じています。

小さな気配りの積み重ねが
信頼関係を築く

私が仕事で大切にしていることは、人との繋がりを沢山つくり信頼関係を築いていくことです。
メモリや半導体部品のように価格変動がアクティブな部材を扱っていますので、常にマーケットの動きにアンテナを張っています。ニュースをチェックし、マーケットに影響しそうな出来事はすぐに情報収集します。情報は、仕入れ先の営業さんなど日々関わる方々と交換しながら収集・整理していきます。
この仕事をしていると稀にですが、光っている人と出会います。驚く情報量を持ち、また情報に整合性があります。あらゆる情報を仕入れるためのパイプ量を増やし、情報処理の質を成長させてきた人なのだろうと感じます。私も、光る人になれるよう努力しているところです。
私が、信頼関係を築く方法として実践しているのは、当たり前を普通にすること、クイックなレスポンスをすることです。当たり前を普通にしていれば、相手にマイナスな印象を与えることはありません。挨拶、気遣いや気配り、心配り、そういったことです。クイックレスポンスについてですが、「待つこと」も「待たせる」ことも出来れば最小限にしたいと思っています。YES、NOで返せるものは即レス、確認や調査が必要なものには、返答できる期日を連絡するようにします。小さな気配りを積み重ねが、信頼関係の構築に繋がっていくと思います。

旬を逃さないスピード感が
ハギワラの強み

ハギワラソリューションズは、非常にスピード感のある会社です。検討から決断までが早いので、旬を逃さずタイムリーなビジネス展開ができています。
また、新しい事業へのチャレンジや海外マーケットへの開拓も積極的におこなっているので、好奇心旺盛な人はワクワクすることが多い会社だと思います。私自身も常に新しいことを楽しめています。