ノートPC並みの省電力ながら画像処理・AI処理にも使用可能な小型高性能SBC

ハギワラソリューションズ株式会社（本社：名古屋市中区、代表取締役社長：長代　輝彦）は、第11世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー (Tiger Lake-UP3)を搭載した3.5inchサイズのシングルボードコンピュータ「MBC-TGLシリーズ」を新たに発売します。
信頼性を追求する当社の組み込み向けシングルボードコンピュータに、省電力でありながら、AIやディープラーニングなどのアプリケーションを含む高度なデータ処理をマルチタスクで同時に実行する性能と拡張性を備えたシリーズが新たに加わります。

高信頼性シングルボードコンピュータ「MBC-TGLシリーズ」は、Windows®10 IoT Enterprise 2021 LTSCをサポートする高性能CPU Intel® Core™ プロセッサー・ファミリー(Tiger Lake-UP3)を搭載し、TDP15Wの省電力設計ながら、旧世代のデスクトップCPU並みの高い処理能力を発揮します。※1
※1　第8世代との比較

また、様々な組込み用途に対応するマルチディスプレイ出力（HDMI×1、DisplayPort×1、LVDS×2）のサポート、RS232C×4（オンボード）、USB2.0 ×４（オンボード）などの多彩なI/Oの他、さらなる機能拡張や性能拡張を可能にするため、多様なインタフェースや最大64GBまで拡張可能なデュアルチャンネル対応SO-DIMMスロット、「AI アクセラレータモジュール」用のM.2 Key-Eスロットを搭載しています。

第11世代インテル® Core™ プロセッサーを搭載

10nmマイクロアーキテクチャの第11世代インテル® Core™ プロセッサーを搭載し、飛躍的に向上したCPU性能と同時に、Core-i5以上は最新のGPU「Intel Iris® Xe Graphics」を内蔵しており、小型省電力のAIアクセラレータ　コンピュータシステムの実現も可能です。

安定稼働を追求した自社製の組込み用SSDを搭載

自社製の組み込み用SSDは、専用のヒートシンクが優れた放熱効果を発揮するほか、温度上昇を抑えつつ性能低下を抑制するサーマルスロットリング機能を実装しているため、高速なNVMe SSDでも安定した動作を可能にしています。
さらにSSDのS.M.A.R.T.機能と連携した予防保全や、当社独自のライトフィルター機能「Virtual Write Filter」への対応で、電源断によるデータ破損の発生を防ぐこともできます。

エラー訂正機能

In-Band-ECC機能により標準メモリ※2 でエラー検出とシングルビットのエラー訂正を行うことができます。
※2 メモリ容量の数%をECC用に使用します。

RAID機能

インテル® ラピッド・ストレージ・テクノロジー (インテル® RST)を使用し、同容量のSSDをRAID0、RAID１の構成とすることが可能です。※3
※3 RAID構成には同容量のSATA SSDを2台ご使用ください。

・産業用オートメーション機器の制御用途
・３Ｄロボットビジョンなどのカメラシステムと組み合わせたAI処理
・医療画像診断データ処理
・入退室管理や駐車場システムなど画像認識を応用したシステム

詳細は　製品ページ　をご確認ください。